おもちゃのサブスクのサービスというものが存在します。これは月額の料金を支払うだけで、大体一ヶ月から二ヶ月の間は自由に様々なおもちゃで遊ぶことのできるものとなっています。おもちゃというのは高価なものなので、そうそう満足に子供には買い与えてあげられない家庭も多くあります。そこで月額の料金を払うことでその何倍もの額のする商品を家で遊べるようになるのなら、とてもお得な話となるでしょう。
けれど、ここでどうしても疑問になることが出てきます。サブスクで扱われるおもちゃというのは、果たしてどんなものなのでしょうか。ごく普通に量販店などで売っているミニカーだとかロボットだとか、その他のキャラクターグッズみたいなものだと考えていいのかが疑問です。ここで重要なのは、サブスクとして扱われるおもちゃというのは、基本的に知育玩具を示していることです。
遊ぶことで想像力や論理的な思考力など能力を引き伸ばすことを目的としたもので、就学前の段階からこういうものに触れて行くことでより高い知的水準に到達できることが期待されています。これらの知育玩具は普通の商品よりも高額であることが多い上、量販店でもあまり種類を取り扱っていないため、一般家庭で揃えようとするとかなりの負担となってきます。それでも多くの子供たちにこれらの商品に触れられる機会を増やせるよう、サブスクという形で専門家が子供の発達段階に応じて必要なものを選び、各家庭に届けるようにしたのがこのサービスの主な内容となります。